射命丸あやややややややーのピーパラ☆レポート

 こんにちはこんにちは! ボクはたてちゃん!
 もとい、清く正しい射命丸ですこんにちは! 勿論皆様、待っていて下さいましたよね?
 そうです。今日もまた、射命丸は皆様の熱い御要望にお応えして、幻想郷の真実を報道すべく取材を敢行致します。
 今回の取材対象ですか?
 前回も大好評だった彼女ですよ。ほら、大蝦蟇の沼で石切遊びしてるのが見えるでしょ?

 しかし肝心要のターゲット・チルノさんはまったくもってとりつくしまがありませんでした。残念!
 いや残念で済ませるわけにはいきませんからってあいた、あいたたたたっ! チルノさん、ひどいです石投げないで下さい。何ですかその自機狙い誘導弾! ばらまきやめて下さい! 痛い、痛いですから!
 しかしさしものチルノさんも所詮は妖精、速攻息切れして弾幕が途切れたスキマをフィルムまきまきすり抜けて、チルノさんの背後にぴっとり。いえ触れてませんけど。
 実は以前の取材で私、チルノさんを不本意にも怖がらせてしまいまして、それからチルノさんにすっかり嫌われてしまったのです……。あの貧乏巫女にいたっては、私の顔を見る度周りに「あの天狗に絶対近付いちゃだめよ! あいつは幼女のパンツ脱がす変態なんだから!」っていいながらでっかい御札投げ付けてくる始末で、おかげで博麗神社半径一町の範囲には丸一月ほど近付けない状態、おかげでその間ずっとチルノさんは博麗神社に入り浸ってて、まったく取材の余地無し、だったんですよねぇ。報道管制とか、博麗の巫女まじがいあく。
 でまあ、そんな訳でようやくチルノさんが博麗の巫女に、いいかげん出てけーって追い出されたのが三日前。そこからぴったり彼女を付け狙いつつ、如何に取材を敢行するかに頭を悩ませ本日ようやく目処が立ちましたのでこうして、チルノさんの前に現れてみた訳なんです。結果は御覧の通りですけどね。てへっ。でもあやや、泣かないっ☆
 チルノさん、投げる物がなくなってうーうー言ってますねームキになってるのがマジ可愛い。
「ちょっとは落ち着きましたか?」
 チルノさん、今肩ぴくってさせました。可愛いけど、警戒されてるんですね……射命丸悲しいです。
 しかし!
 今日の射命丸は一味違います。
 ジャジャーン!
 スイカバーです。
「私も学習しました」萃香Bar、もといスイカバーをチルノさんの前にちらちら、ちらつかせました。
 あれっ?
 チルノさんそっぽ向いちゃいましたよ。
「そんなの、要らない」チルノさん、御立腹の模様です。「どうせまた『やらしいこと』するんでしょ」
 お〜お、チルノさん、いっちょまえに目覚めましたか。
「あっそうですか、じゃあアイス食べちゃってもいいですね」
 ごくり。
 チルノさんののどが鳴りました。私はアイスを取り出して、パクリと咥えます。
 ん、うまっ。
 射命丸、アイスをレロレロ致しました。残念ながら射命丸は世俗の穢れに塗れている為、舌の使い方も堂に入ったものです。舌先でちろちろと裏すG……もとい亀t……ゲフンゲフン……を舐めつつ、先を銜えて唇だけでゆるゆる扱きます。天狗界では尺八の射命丸と異名を取っておりますれば、皆様を昇天させることなど容易い……いや、今は私のフェラテク自慢より、足下でアイスをガン見してるラブリーロリ氷精の動向が遥かに大切なことなのです、ええ。
 で、チルノさんですが、皆様の予想通りアイスにク☆ギ☆ヅ☆ケ! まだまだ暑いですし、氷精でなくたって冷たい物が欲しくなるのは道理というものです。しかし不安そうにちらちらと様子を伺う辺り、まだまだ警戒されている模様。難易度的にはNormalくらいですかね。
 しかし、射命丸はルナシューターなのです! Normal如きで諦める気は毛頭御座いません。という訳で、射命丸はしゃぶしゃぶしていたアイスをチルノさんの前にそっと差し出しました。
 チルノさんは暫くアイスを睨め付けていましたが、さっと私の手からスイカバーを奪い取ります。
 そら来た!
 指でチルノさんのぷくぷくをぷにっと触ります。最速の射命丸にとっては楽勝です! ウフフ、チルノちゃんの手のひらかわいい。
 が、チルノさん、触られたのに気付くと血相変えて沼ダッシュしました! 手突っ込んで必死に洗ってます! ヒドイ! 私はヤマメか鍵山か。しかもフーフーしやがりました。どうせ射命丸はヨゴレキャラですよ!
 しかしチルノさん、所詮は妖精です。詰めが甘い。私が背後にすっと陣取ると、口に咥えたアイスを沼に落としてしまいました。残念!
 水面に揺れる、沈みゆくアイスを茫然と見送るチルノさんの切ない顔、たまりません! キュンキュンする。
「ああっ、残念です……ま、持ってるんですけどもう一個」
 ジャジャーン! スイカバーだよ!
 チルノさん、ガン見です。もはや射命丸への警戒心などどこかにかなぐり捨てて……無かったですね。手を伸ばしたところで、慌てて引っ込めちゃいましたし。
「またあたいのドロワーズを引っぺがしてキモイことするんでしょ」
 キモイ事! とんでもござんせん! チルノちゃんの聖なる花弁に接吻を……ゲフンゲフンいや、今回はそんなことしません。
 そう、誠意。誠意を示せばチルノさんだって解って下さるはず。この誠意大将軍の射命丸、誠意にかけては幻想郷の右に出るものはござんせん。……誰ですか、誠意(笑)って言ったのは。失礼な。
「待って下さいチルノさん。射命丸反省いたしました。こないだのような事は二度といたしません」射命丸、平伏いたしました。土下座です。チルノさんのためなら土下座だって厭いません。
 恥ずかしくないのか、プライドないのかって? 何言ってんですか八雲紫だって月人相手にゲフンゲフン。いやいや、今のはオフレコで。ばれたら何されるかわかりませんし。
「聞いて下さい。この射命丸、一命を賭してお約束致します。チルノさんには指一本振れません。ですから」
 チルノさんを取材させて下さい。
 射命丸は目に涙を浮かべておりました。額を地面に擦り付け、三つ指突いて頑張りました。今なら焼き土下座だって出来そうです。
 だって、幼女ですもん。
 相手が幼女なら幾らでも射命丸土下座します。幼女はいいものです。幼女の足で踏まれたい。
 ちらっと上目遣いにチルノさんを見上げると、チルノさんは胡散臭そ〜に私を見下しておりました。ちょっぴり濡れたのはナイショです。
 が、チルノさん、そのさくらんぼ色の可愛らしい唇を動かして言いました。
「……ほんと?」
 本っ当、です!
 射命丸は顔をがばっと上げました。はらはらりと、おでこに付いた枯れ葉が落ちました。
「約束だよ?」
 勿論ですとも! 私はぐっとチルノさんの手を握ろうとしましたが、チルノさんはさっさと手を引っ込めました。あたいったら、うっかりさんね!



 で、私チルノさんをお連れして妖怪の山の中腹にある小屋におります。
 ここ、普段は哨戒天狗のたまり場になっているのですが、ちょいと菓子折などを持参しましてたまにインタビュールームとして使わせて戴いておるという次第であります。チルノさんは中をちらちら見ながら警戒しておりましたが、奥の椅子を勧めると、やや怪しみながらも椅子にちょっこり腰掛けました。はぁ椅子によじ登るチルノさんマジ可愛い。
 ここで用意した椅子、外の世界の飲食店にはこういう椅子が良くあるという話を風祝から聞いたんですが、いわゆる子供用の椅子という奴でして、ちょいと腰掛ける部分が大人のそれより高くなるように拵えられた小さなもの。チルノさんが腰掛けると、まるで彼女の為に拵えたシロモノのようにフィットします。天才じゃなかろうか。私が。
 チルノさんが所載無げな様子で辺りを見回しているので、私はすばやくチルノさんにお茶を出しました。。お茶って言ったって博麗の貧乏巫女が飲んでるような出し殻じゃありませんからね。玉露ですよ! 鮮やかな緑に冷たい氷が浮かんでいて、見るからに清涼感溢れる一品です。チルノさん向けに少しお砂糖を入れて、甘めに仕上げました。ストローを挿しておくと、チルノさん唇を窄めてチューッと液体を吸い上げます。ストローの中を緑の液体が這い上っていく様は何とも官能的、嗚呼、射命丸あの液体になってチルノちゃんに吸われたいです。チュウチュウ吸って下さい!!!!!
 はっと気付くとチルノさんは玉露を飲み終えていて、私を変な顔でじっと見ていました。おお、ヤバイヤバイ。
「まずはリラックスしてからにしましょうね。あっそうだチルノさん、秋の神様にお裾分けして戴いたおいしいナシがあるんですよ。裏の井戸で冷やしてあるんですけど、食べますよね?」
「うん食べる!」
 わあ食べ物に眼を輝かせるチルノさんほんとバカわいい! 眼がキラキラ、初々しいなぁ。嬉しそうに首を揺らして、足をぶらんぶらんさせる度にチラチラ、裾から見えるぷにぷにあんよは何かの御褒美ですか? 御褒美ですかそうですか。もっとぶらぶらさせていいのよ?
 冷え冷えの冷たいナシにチルノさんの目の前で小刀を入れて行きますと、チルノさんの喉がゴクンと鳴るのが見えました。どんだけ食い意地貼ってるんでしょうか。でもそこがカワイイんです。遠慮ばかりしてるチルノさんなんて、その魅力半減ですよ。ええ。ダマしづらいし。
 それにしても。
 しゅるしゅるっとナイフを入れるたび迸る豊かな果汁。明かり取りの窓から差し込む光を受けて輝くそれは、指の股をすり抜けてぽた、ぽたと床に染み込んで行きます。ナシを剥いてから皿に盛り、垂れた雫を舐めると、口一杯に初秋の初々しい甘みが広がっていきます。はぁ、チルノちゃんの果汁啜りたい。
 チルノちゃんの汁。
 今度は射命丸が喉をゴクリと鳴らしました。その傍らで、チルノさんはしゃもしゃもと、無心にナシをお食べになっておられます。ちょっとリスっぽく口を小さく動かして、ほっぺたにナシを一杯に詰め込んでるところなんて、実に小動物チックですよね。ナシのつゆで濡れてるチルノちゃんのつやつや下唇が美味しそうすぎて、射命丸には目の毒過ぎます。ああもうちゅっちゅしたい唇食べちゃいたい。チルノちゃんのおつゆ飲みたい。
 チルノちゃんがナシを食べ終えたので、私はチルノさんに濡れ布巾を渡しました。今嫌われては元も子もありませんので、チルノちゃんに触れないよう触れないよう気を使います。チルノさんはその事実を知ってか知らずか、ぱっぱと適当に手を拭くと、わざとぺいっと床に布巾を投げました。くう。射命丸人生最大の恥辱です。拾いましたけど。
 私は片付けついでにさり気なく、河童製の扇風機のスイッチをポチッと押しておきました。生暖かい風が部屋中を循環します。
「ふぅ、ところで、チルノさん暑くないですか?」
「うん」
 チルノさん、小さくこくりと頷きました。こういうところが素直でいいですよね。博麗の巫女に見せてあげたい。ってみてもあの巫女じゃあ無駄ですけどね。
「チルノさんお願いがあるんですよ。チルノさんのサイキョーなところを是非見せて戴きたいなって思うんですけど、思い切って部屋を涼しくするのなんてチルノさんにはお手の物ですよね?」
 当たり前じゃない、と言いたげに、チルノさんはニコニコ。チルノさんが手を差し上げると部屋の気温が一気にぐっと冷え込みます。おお、涼しい涼しい。部屋がひんやりして実に心地良いです。
「わぁ、流石チルノさんですね。最強を自称するだけはありますねぇ」
 どんなもんだい、とチルノさん、鼻の下をこすります。得意げなところがまた、何ともたまらないのです。チルノさんの鼻水、舌を入れてチュルチュル啜りたい。
 はっ。今の射命丸、ただのキモイ丸です。ゲフンゲフン。
 それにまだ、私は野望を達成してはおりませんでした。
「チルノさん、力使いすぎて体冷やしてませんか?」
 優しく、労りの言葉をかけますと、チルノさんは眼をぱちくりしながら、これくらいの方がちょうど良いと仰いました。射命丸は奥に引っ込みますと、ぬるい目の麦茶を湯飲みに一杯酌んで戻りました。チルノさんに私が恐る恐る湯のみを差し出しますと、別に断るでもなくチルノさんは素直に湯飲みを受け取りました。チルノさんは一口二口生温い麦茶をすすっていましたが、もうお腹いっぱいと私に半分お茶の残った湯飲みをお返し下さいました。
 ……そろそろですかね。
 射命丸は密かにほくそ笑みました。チルノさん、何だか心此処に非ずと言った風情でチラチラと窓の外を見ているのに、射命丸は気付いておりました。
「ねえ、インタビューまだ?」
「ええ、そろそろ始めたいと思います」射命丸、ポケットから手帳を取り出します。ペンを握ってはおりますが、書くフリだけで何にも書いてはいません。「まずはチルノさん」
「うん」
「今、一番したいことは何ですか?」
 えっ。
 チルノさんは言葉に詰まりました。すごく困ってます。言った方がいいのか、言うべきではないのか逡巡する様子がたまらなく、これまたラブリーなのです。少し、もじもじし始めてますよ?
「あのぅ……」
「何ですか?」
「おしっこ……」殆ど消え入りそうな、呟きでした。
「そうですか! なあんだ、そんな事ならもっと早く言って下さればいいのに!」
「えっホント? じゃあ厠貸して!」
 間違いなく、この時の私は勝ち誇った顔をしていたに違いないのです。チルノさんの安堵に満ちた溜め息。そして、この安堵を力一杯、叩きのめす悦楽。射命丸は愉悦の予感に打ち震えておりました。
「お断りします☆」
 言ってやった!
 言ってやった!
 言ってやった!!!!!!!!!
 チルノさんはお口と目をまん丸に見開いて、射命丸を凝視しておりました。が、やがて我に返ると
「やだやだっ! もうインタビューやめる! おしっこしたい!」と椅子から腰を上げようと致しました。
「ザンネ〜ン!」
 ガション!
 ガション!
 ガション!
 そう、顕界お子様用レストラン椅子を模して作られた件の椅子は、河童謹製拘束椅子だったのです! 河童の技術は世界一ィ〜! もうにとりさんには頭を向けて寝られません!
 チルノさんの驚きは、絶望へと塗り替えられてゆきました。チルノさんは目に涙を溜めて、お尻をもじもじさせています。チルノさんの今のお尻に敷かれるなら射命丸、万金を積んでも構いません。
「ふぇっ……じゃあ、どうしたらいいのよ……」
「そんなに難しく考えなくていいんですよ? 簡単なことじゃありませんか」
 私は三脚をチルノさんの正面にセットしながら言いました。
「……ふえ?」
「ここでしちゃえばいいんです! 零れた分は全て! この射命丸が飲んで差し上げます! 本当はチルノさんのカワイイアソコに直接口を付けてチュルチュル飲んでさしあげたいんですけど、それだとチルノさんとの約束を破ってしまいますよね? ですから」
 チルノさんのおもらしを激写するのです!

























 チルノさんってば、恐怖と尿意でかなりテンパってて、もう顔が涙と鼻水でぐちゃぐちゃです。何とか拘束具を振り解こうと手足をばたばたさせてますが、それくらいで簡単に外れる河童の道具じゃあござんせん。チルノさんの体の動きがだんだん、足から腰へと、膝が内向きに曲がっていくのを見て、私は勝利の美酒を確信致しました。
 チルノちゃんのおしっこで喉を潤す日。
 チルノちゃんのおしっこに射命丸のおしっこを混ぜる日。
 どれだけその日を夢想した事か。
 もう射命丸、それだけでパンツ濡れちゃう!
「チルノさん、忘れてると思いますけど」射命丸はスカートの下に手を潜り込ませ、黒の絹パンティを引きずり下ろしました。射命丸の勝負下着はしっとりと、尿(いばり)と愛液に湿っておりました。クンカクンカ。
 チルノさんの顔は益々恐怖と尿意に引きつって 、今にも、今にも聖水を迸らせんとするあの瑞々しいナシの様になっておりました。これでおつゆを盛らせばおいしいチルノちゃんの出来上がりですね! ゴックン。
「チルノさん、何を恥ずかしがってるんですか?」射命丸はチルノさんの耳たぶに息をフーフーしながら話しかけます。
「誰も見てませんよ?」
「私達しかいませんよ?」
 悪魔の囁き。
 ええ。触ってません。触ってませんとも。約束ですから。
 射命丸は風を操り、チルノさんのスカートの裾から冷たい風を送り込みました。空気はチルノさんのぷにぷに膝やお腹やドロワを擽りながら、チルノさんの熱と忍耐とを奪っていきました。
 もう、だめ……。
 チルノさんのスカートの真ん中の、腿とお腹が作る三角の窪みがじわりと、色を濃くしました。紺に染まったスカートの窪みは、やがて聖なる液体を湛え、椅子からはぽたぽたと雫がしたたり落ちます。私は夢中でシャッターを切りまくっておりました。やべぇこれ家宝確定。
 しかし射命丸の心は揺れておりました。
 チルノさん、恥を掻かせてごめんなさい。
 射命丸は心の底からお詫びを申し上げたい気持ちでいっぱいでした。
 しかし、言葉をどんなに弄んでも、チルノさんに解って戴けると思うほど射命丸は傲り高ぶってはいないつもりです。
 チルノさんに誠意を示す為には。
「チルノさんばかりを恥ずかしい目には合わせませんよ。前も言ったでしょう?」
 そう。同じ立場に立つ事が重要なのです!(力説)
 これ、超重要です。試験に出ます。例えワーハクタクが止めても、私が全力で試験に出します!
 泣きじゃくるチルノさんを余所にスカートをたくし上げると、ふっさりと豊かな陰毛に覆われた射命丸の下肢が顕わとなりました。
「私も、さっきからしたくてしたくてたまらなかったんですよ。これで私も一緒ですね☆」
 しぴぴぴ、と繁みの合間から、透き通った液体が迸りました。床に零れた小水は、床を伝ってチルノちゃんの聖水と混じり合って行きます。
 ああ。キ、モ、チ、イ、イ……。
「ほうら、チルノさん、私も一緒です。フフフ……」
 これで、私達は一つになったのですね――――。
 チルノちゃんは下々の思いなど知るよしもなくただ泣きじゃくっておりました。まだチルノちゃんの清らかな黄金三角州には、聖水溜まりが僅かながら残っております。
 これはどう見てもワカメ酒フラグですね! 間違いない!
 射命丸はいそいそと、チルノさんの前に立ち、聖なる液体を戴くべく身を屈め――――。
 またですか。
 ええいいんですよもう。
 後頭部に強烈な打撃を受けて意識が薄らぐ中、己の尿とチルノさんの尿の中に沈み込み、私は愉悦に浸っておりました。薄く口を開くとチルノさんの黄金水の塩気が、後頭部を殴られた私の痛みを和らげてくれるのでした―――。



 すみません、すみませんと妖精さんに謝り倒し、おしっこまみれになって拘束具を外しながら途方に暮れておりました。まったく、みんなのの休憩所をしっこまみれにしおってこの変態鴉天狗。掃除が大変だっちゅうの
 あ、私、哨戒天狗の犬走椛です。知り合いを探してる内にここを思い出してちょっと寄ってみたら射命丸のヤローが妖精さんの股ぐらに顔を突っ込もうとしてるところに遭遇しちゃったんでこりゃ止めなくちゃと刀で後頭部をガツンと。後から聞いたんですけど、仲間の哨戒天狗から清酒一本で貸し切りにする約束を取り付けていたと聞いて何だかしょっぱい気持ちになりました。仲間は大反省していて、もう二度と射命丸には貸さないと息巻いてましたけど。
 妖精さんをお風呂に入れて、服を洗濯して、気絶してる射命丸をその辺に転がしておきながらみんなで雑巾がけ、畳を新しい物に変える事になったので、同輩は随分高く付いたと嘆いておりました。まあしゃーないよね。あーやだやだ。

 ここで、最後に一句。
 射命丸 死ねばいいのに 射命丸 椛。
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